禁書の感想。
こうしてみると、片倉氏のメロディがすきなんだって気づいた。
アリカさんの詩も素敵だけど、メロディの方が…。
確かにアリプロにはまったのはメロディがリフレインされて
離れなくなって気づいたらはまってたんだもんな。
神風
サビのメロディが昭和っぽいけど絶対昭和にはないつくりな曲。少女殉血に似てる。この曲も昭和な香りの曲よね。Bメロと大サビのメロディーが効いてる。大和ソングだから全体は戦争でドロドロな時の中にある楽園ってイメージ。
前奏と後奏が普通のPOPSっぽいから余計に昭和っぽい気がするのかな?
黙示録前戯
メタルな入りで吃驚したけどメロディは和なつくり。前奏に入ってるスケールがPOPな感じを出してるからそこまでハードに感じないのは私だけ?曲は和っぽいつくりで“桜の花は狂い咲き”に似てる。サビがどこか探してしまったよ。Bメロがサビと思って盛り上がりが物足りないなーって思ってたらその後にちゃんとサビがあってよかった。このサビカッコいいよ。
ヘテロ失楽園
インタビューで仰っていた通りインド歌謡な曲。最初のメロディ音取れないよ。アリカさんすごいよ。本場の雰囲気でてるよ。どうせだったら頭から終わりまでインド歌謡でいってもよかったなーと思ったり。
…でもその歌い方じゃ何言ってるか分からないからこれで良いのか。
眠れる豹
エロヘレの熱帯性植物園を思い出すメロディ。さわやかで爽やかで…アリプロの黒さがない!これ一曲だけだとごくごく普通にアリプロ好きじゃなくても聞ける曲なんじゃ?
血の断章
頭がかわいい感じで前奏も軽やかで良いなーと思ったんだけど、メロに入ったらあれ?違った。普通にプログレだった。
禁書
メロディが…キモチワルイ。拍子がサビで変わってついていけなくてわけがわからなくなりキモチワルイ。アリカさんの仰っていた事がわかったよ。前奏の弦が3でシンセに入ってから4でサビに3になってついていけなかった模様。その上シンコペーションも一因かと。
キモチワルイけど面白いから好き。
雪花懺悔心中
なんかイントロに騙される曲が多いな…。
白アリか?と思ったら壮大な入りだと思ったら『跪いて』な感じになった。インタビューで坂本冬美さんを意識して歌ったと仰ってたのがわかった。つくりが演歌っぽい。納得。
薨
コイブミを思い出した。静な感じで、でももっと淡々としててテーマに雰囲気があってる。このままの調子だと重すぎだけど、ファミコンっぽい音が入って…遊び心というか冒険というか…ktkrさん!!ww
小さき者への贖罪のソナタ
サイケのレクイエムと同じ位置の曲。
レクイエムは何でかなかなか好きになれずにいたけど、この曲は好き。サビがリズミカルなのが良い。
Sonata of Ember Glane
“小さきもの”のピアノ版。ピアノになるとバッハっぽい曲だということに気づいた。実際弾いたら難しいんだろうな。
月夜のピエレット
原曲は可愛らしい感じだったけど少女から大人になって初々しさがなくなって余裕を感じる。メロディの合いの手が、裏メロが原曲ほど目立たなくなって寂しい。
数日は決められなかったけど、アルバムタイトルになってる禁書が私の中で一番かも。
でも神風も捨てがたいんだよね。