大学の前に幼稚園がある。
その幼稚園を見ていたらふと自分が幼稚園の頃の思い出が蘇ってきた。
雨の日は外に出れず、室内で遊ぶのが嫌で嫌で恨めしく外を眺めていたのを思い出した。
誰もいない雨に打たれる遊具を見ると寂しくなった。
子供のはしゃいでる声が聞こえない庭園がいつもとは違う場所に見えた。
でも、雨の日の唯一の楽しみがあった。
晴れの日は集団登園をする幼稚園に通っていたのだが、
雨の日は親に送迎になる。
近所のコと数人で通った。
帰りにお迎えが来るまで靴箱前で友達といろいろ遊びをしながら待つのが楽しかった。
いつお母さんが来るかなと思いながら待つのがわくわくした。
友達のお母さんが先に来てどんどん人数が減って行くのが寂しかった。
けど、その後にお母さんが来たときのうれしさと言ったら堪らなかった。
そして、一大イベントがお迎えが来た後にある。
それは家に帰るまでの車内。
一番後ろの荷台に乗って遠心力で左右に揺さぶられるのが楽しかった。
私が小さかった頃はまだミッション車が主流でオートマのような滑らかな動きはしなかった。
運転手がママさんなので尚更。
発進の時ほんの少しガクンと揺れる時、
角を曲がり遠心力で揺れる時。
その当時の私はまるでジェットコースターのようなスリルを感じて載っていた。
今じゃ、チャイルドシートやら後部座席もシートベルト着用でそんなことはできないことだけど。
いい思い出です。
そんなことを今日登校しながら思いました。